製品のメカニズム — 手のSiseii
前足の支えを。
手のSiseiiは、その重心を手首から支えるための道具です。
猫背になるのか
人は作業をするとき、そのほとんどを体の前で行います。キーボードを打つ、書き物をする、スマホを操作する——すべて体の正面。この瞬間、重心は前方に移動します。
前に移った重心を支えきれず背中が丸まると、正面を向けません。そこで体は骨盤を後傾させ、背面の軟部組織の張力でなんとかバランスをとろうとします。これが猫背の正体です。

姿勢の問題は「意識が足りない」からではありません。前方偏差した自重を支える仕組みがないから起きています。
人間には、なかった。
四足動物は、前足が支持肢として体重を支えながら、同時に歩行などの動作もこなします。前方にかかる重みを、前足という接地点で受け止めているのです。
一方、人間の上肢(腕・手)は進化の過程で作業肢になりました。ものを持ち、道具を使い、文字を書く——。しかし、支持肢としての機能は失われました。
「作業肢」である上肢に、「支持肢」としての前足の役割を取り戻す。
これが手のSiseiiのコンセプトです。
通常のデスクワーク
支持機能ゼロ
手のSiseii使用時
前方自重を受け止める
姿勢を正して座る
まずは正しい姿勢で座りましょう。しっかりと骨盤を立てること。「維持したいけどきつい、疲れそう」というぐらいがちょうど良いです。
机の上に置く
キーボード手前、作業する手の下に設置します。これが支持肢としての「接地面」になります。
手が前方自重の支点になる
手のSiseiiの形状が手に抗抗を生み出し、前方に偏差した自重を受け止めます。動物の前足が体を支えるのと同じ原理です。
猫背の連鎖が断たれる
重心の前方偏差が支えられることで、背中が丸まる理由がなくなります。骨盤も後傾せず、自然に背筋が伸びた状態が保たれます。
整骨院で実際に使用している筋電計(EMG)を用いて、Siseii使用前後の筋肉への負担を計測しました。 → 詳しい科学的根拠を見る
手のSiseii 片手使用時
自社調べ・筋電計使用
おしりのSiseiiとの併用時
自社調べ・筋電計使用
曲面の中に平面を入れてあり、手のひらには包まれつつ、手首はアーチを守る仕組みになっています。これによって手首を守りながら、理想的な接地角度を作り出す構造になっています。
手のSiseii(シセイー)は小さなボディの中に、受け止める平面と受け流す曲面を配置してあります。
手が「手のSiseii(シセイー)」の上を自在に動けることで、状況に合わせて「支える前足」にも「作業する手」にもなれるのです。
手首にはアーチがあります。
製品開発において、長時間の使用にも耐えられること、そもそも使用することが手にとって破壊につながらないこと、が大前提でした。
アーチを保つには両端が安定する必要がありますが、体の構造上、机に乗せられた手のアーチは小指側の方が強く接地して、親指側は軽く浮いてしまう傾向にあります。
これではアーチは保たれません。実は、デスクワーカーが手首を痛める理由の一つはここにあったのです。
そこで、手のSiseii(シセイー)はアーチが親指側と小指側で均等に接地できるように、手のひらが内側に転がる傾斜を作りました。
手のSiseii(シセイー)を正しく置くと、外側が高く内側に向かうにつれて緩やかに低く傾斜しています。
この傾斜に手のひらが乗ると傾斜が支点となり、手のアーチは無理なく内側まで接地できるように回転して、手首を守ります。
これが卵形状の理由です。